丸和通信

マナーを通して日本文化の美しさを知る

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◆AIが発達してもなくならないお仕事◆

いつもありがとうございます。

毎日暑い日が続きますね!アイスまんじゅうが大好きな酒寄です(笑)

 

朝は窓を開けて風を通すのが日課ですが、ここ最近は窓を開けるなり熱風が・・・!!!

ここまで暑くなると、逆に窓を開けない方が涼しく過ごせそうです!(*^^*)

 

☆常務のお家(エアパス)は窓を閉めておくことで昼頃まで涼しく過ごせるそうです☆

【エアパス工法=木の家と相性が良いですね(*^^*)】快適なお家、いいなあ~(*^^*)

☆確かに、モデルハウスは入った一歩目が涼しく感じます。(エアパスの効果絶大・・・!)

宿泊体験もできますので、気になる方はご連絡くださいませ♪

 

さて。(いきなりですが!)

少し前から、Instagramで大FANになった先生がいらっしゃいます。

 

海野企画様

「世界一美しいマナー講師・海野秀三郎先生」

です!

その名の通り、『世界一美しいマナー』を教えて下さるとっても素敵な先生です。

▷教育・和食マナー講師
▷おもてなしマナー認定講師
▷和食洋食中国料理テーブルマナー講師
▷ホテルブライダル専門学校講師15年
▷婚礼成約2,500組施行数3,500組
▷シティホテル支配人8年
▷リゾートホテル総支配人2年
▷新規ホテル立ち上げ…etc
改めて眺めても、凄い経歴をお持ちの先生です(*^^*)

お箸の使い方やおしぼりの起源――
平安時代や江戸時代のお話を交えながら、日本独自の美しいマナーを世界にお伝えしている先生です!

もしかすると、「あ!この先生、見たことあるかも!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません(^^♪
先生のお話は本当に面白く、学びになるだけでなく、聞いているだけで引き込まれるような魅力があるため、日頃から、先生のInstagramを楽しみに拝見しておりました。

そんなある日…
「東京教室を開催します!」という告知を偶然発見!

『!!なんと!!!!これは大チャーーーーンス!!』

と思い、ラスト1席を無我夢中で死守しました(笑)

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◆マナーに触れたのは専門学校の時◆

「ビジネスマナーを身につければ、どこに行っても役に立ちますよ」

――当時、担任の先生のアドバイスを受けて、学生時代はよくビジネスマナーの本を読み漁っていました。

経理の専門学校に通っており、さまざまな資格取得が目指せる環境であったにも関わらず、簿記が苦手な私・・・!なぜそこに行った?(笑)
その代わり、秘書検定とパソコン(Windows95が出たばかりでした)の勉強にすっかり夢中になっていたのを思い出します。

当時の茨城県では「秘書」としての採用はほとんどありませんでしたが、上座・下座の位置、お茶の淹れ方、お客様のご案内の仕方など、秘書検定の教科書に載っていた知識が、今でもかなり役に立っている!と、あらためて実感します。

日頃からマナーに興味はあったものの、本格的に先生から教わる機会などそう滅多にない!!

と思い真っ先に予約をしました。もたもたしていると一瞬で教室が埋まってしまうほど大人気の海野秀三郎先生。

(11月のフレンチの教室は秒殺で予約が取れませんでした(;^_^A くー!残念!)

 

何か月も前から楽しみにしており、いざ東京教室へ Let’s Go!(東京八重洲)

7月5日(土)は休暇を頂いてマナー教室に参加しました!

 

駅から歩いて5分くらいの所にビルがありそのワンフロアがおもてなしの空間に設えてありました♪

早くから東京入りして下さり、大きなキャリーバックに高級な漆のお椀(1セット1.5万円くらいするらしい!驚)等を人数分持ってきて下さり、丁寧に準備してくださいました。(この日の参加人数は私を入れて5名です)汚したりしないかな?!心配!!そんなことを思いながら、初めてのマナー教室にドキドキワクワクです(*^^*)

 

「どのお箸が格が高いと思いますか?」

 

今回は”和食”に特化したお教室です。

和食マナーを知るためには、「懐石」・「会席」・「割烹」の違いから学びます。

(この部分も語り出したら45分位掛かりますので、さらっとふわっとお伝えしておきます)

 

◆懐石(茶懐石)・・・食事が先に出ます。味付けは薄め。茶の湯のための簡素な料理。豪華さよりも素材の味を生かした素朴さや亭主の「おもてなしの心」が重視されます。

◆会席・・・食事が後に出ます。味付けは濃い目。会話や料理、お酒を楽しむためのお席です。

◆割烹・・・職人が目の前で調理し、ライブ感のある料理提供を行う。カウンターのお席で楽しむのが醍醐味です。

このようなお話を聞きながら、お箸の話に移っていきます。

上記↑は先生が3種類のお箸を見せて下さり、「どの順番で格が高いでしょう??」の問題を出されているところです♪

 

うんむー。

ひとまず、寿がついているお箸が豪華だし1番で、2番は中央の塗り箸かな・・・。割りばしが3番手かな?

というのが私の答えです。

 

でも正解は、

①寿が付いている、”祝い箸”

②使いまわしのない、”割りばし”

③家庭でも使う、”塗り箸”

でした!

 

・・・割りばしが2番手なの??

が正直なところ。なぜ2番手かというと、お箸の格付けの定義(先人が大事にしたこと)は「清浄観」だからです。清浄観とは清く澄んだ、利他を重んずる心のことをいいます。そして、清く澄んだものといえば白色(穢れのない色)で、使いまわさないものとされています。

あなただけの為に用意した、穢れのない一回限りのお箸ですよ。

という相手のことを重んじたお箸ということで、割りばしが塗り箸より格が上とされています。

 

お箸ひとつとっても奥が深いのです。

深すぎて、お箸の説明だけでも45分以上!!(でも、教えて頂いたこと全てが新鮮であっという間です(*^^*))

当たり前のようにあるものが、どんな理由でそこにあるかまではなかなか考えが及ばないものです。

 

他にもおしぼり、会食の際のご挨拶の仕方、手荷物の準備の仕方など、普段何気なく目にしていても、そこまで注力していなかったことをひとつひとつ丁寧に、そしてフィギュアや模型、可愛らしい小物をたくさん使って教えて下さいます。

 

お店に行った時の靴のしまい方レクチャー中!小物がたくさん(笑)!

 

『小物はね、よくセリアに行きますよ!他にも色々見るけれど、いいものがあると、”これは講座で使うとウケるかな?!”って考えます。探すのも面白いですよ!』

ちなみに。

今先生が持っているフィギュアはスパイファミリ―のロイド(冬Ver)でした(笑)

『これを持っていこうとしたら妻に、”そのお人形さんセーター着てるけど、季節感大丈夫かしら?”と言われましてね(笑)服装はご愛敬で(笑)』

そんなプライベートのやり取りも伺いながら、終始笑いが絶えずゆったりした空気感の中、でも4時間ほぼぶっ通しのマナー講座でした!

 

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待ち合わせの時間設定から、ご挨拶(名刺交換の際の言葉の掛け方等)、お店に入る際の靴の脱ぎ方、しまい方、廊下、和室の歩き方など、ひとつひとつに意味があり、”思いやり”を感じるシーンがたくさんありました。

普段こんな高級なお椀を触る機会がないので、手がぷるぷるします!

蓋を開けると、「かわいい季節のお花が!」皆で、「かわいーーー^^」と大喜びです。

 

『漆のお椀』 ← とても高級。=扱いに注意。

お箸の事を学びながら、お吸い物、お味噌汁を頂く器の扱いも一緒に教えて頂きました♪

 

【蓋を置く場所はどこか?】

蓋を取る際、一度止めて、(蓋についた)しずくを切る、さりげなく美しく♪

漆は蓋を逆にしてお椀に乗せてしまうと傷がついてしまうため、戻す時も元の状態に戻す方が良いそうです。(器への配慮も忘れずに♪)

先生はホテルの支配人をされていたこともあり、現場目線の想いや見方も一緒に教えて下さいます(*^^*)

お店側からの目線、意見はとても貴重ですよね!

 

「普段持ち歩くといいですよ^^」と懐紙をオススメ頂きました!

 

食事の際、持っていると便利な”懐紙”。

お茶席ではなじみのアイテムですが、普段持ち歩く事はほぼありません。

ただ、「懐紙はこんな時にあるといいかも!」と思う事は意外とあります。

・お菓子を頂く時。

・食事の席

・ちょっとした心遣い・メモ代わり

基本的に手皿はマナーとして良くないとされており、その代わりに懐紙が活躍してくれます。

大きめのお皿を持って口に運ぶのは至難の業ですし、見た感じあまり宜しくないw(笑)

取り皿があれば良いのですがない場合もあり、そんな時に”懐紙”を使うと、日本の美意識である「さりげなく品のある振る舞い」が出来るそうです。

 

食事はあくまで口に運ぶもので、自分から猫背になって食べに行かないこと(笑)

うんむ!!

たくさんアドバイスを受け過ぎて、頭がくるんくるんしそうです!(笑)

・・・自分が食べている姿を見る事はありませんが、一緒に食事をしている人からは絶対に見えているので、これは気をつけねば!(笑)と心に誓いました!

 

ピンクの折り紙で”お箸入れ”を作るワーク

 

冒頭の、『ピンクの折り紙は何に使うのかな?』の答えは、”お箸入れ”です(*^^*)

実は、折り紙で簡単に作れます。

 

【簡単!折り紙を使った基本の箸袋の作り方】

↑別サイトですが、とてもよくまとめられておりました(*^^*)

ご参考に是非体験してみてください☆

 

料亭だけでなく、ふらりと立ち寄ったお店で「わっ、素敵!」と感じることがあります。

器の選び方、料理の彩り、手づくりの箸袋など――
さりげない亭主の心遣いが感じられるお店は、「また来たい」と思える魅力があります。

手間のかかることは、一般的には簡素化・効率化されがちですが、
あえて時間や手間をかけていることが伝わるものは、お客様の満足や感動につながります。

効率化は提供側の工夫のひとつ。
ですが、丁寧に心を込めてつくられたものには、自然と価値が宿ります。

『食事に行く楽しみは、料理だけではありません』

空間の設えや季節の花、人の所作やおもてなし――
たくさんの要素が重なって、そのお店ならではの雰囲気がつくられています。

何気なく入ったお店で、見るものすべてが新鮮に感じられて、
思わずキョロキョロしてしまう、そんな楽しさも食事の醍醐味だと私は感じます(*^^*)

 

 

講座の参加メンバー(*^^*)

せっかくのご縁なので、講座の後もグループラインで意見交換を続けてます!

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マナーとは、人を思いやる心のあらわれ

 

海野先生が終始仰っていたことは、

マナーとは、『人を思いやる心のあらわれ』であり、ただの形式ではなく、『目に見えない優しさ』を形にするものです。

長年、接客経験から学んだのは、「美しい所作の背景には、必ず感謝と敬意がある」ということです。

 

マナーは『思いやり』なんですね(*^^*)

 

まだまだ、細かい部分の学びが浅いですが、これからも定期的に食事会やマナー講座に参加したいと思います!

マナーも楽しいですが、そのコミュニティに集まってこられた方とたくさんお話が出来るのも楽しみの一つです。

 

◆次回、8月19日(火)

静岡県の 日本料理 椿亭様

で和食の講座に参加して参ります☆

 

 

講座の間はキリッと(*^^*)

終わった後はホワッと(笑)

なぜ先生がこれほどまでに人気者なのでしょうか?

講座の内容も楽しいですが、海野先生の「お人柄」なのだと思います(*^^*)

 

お話が大好きな海野先生。

聞いている私たちも終始大笑いでした☆

 

今回も長文となりましたが、最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

「逢いたいと思う人に逢える」「知らなかったことを知る」
SNSが広く浸透した今、欲しい情報はスムーズに手に入るようになりました。

でも――
その人に実際に「逢わなければ分からないこと」、
その時間を「共に過ごして初めて感じられること」も、やっぱりたくさんあります。

足を運び、直接会って、感じて、気づく。
そんなアナログな体験が、改めて「素敵だな」と心に残った講座でした☺️

人との繋がり、ご縁をいただけることに感謝しながら、これからも出会いを大切にしていきたいと思います。

 

毎日溶けてしまいそうなほど暑い日が続いております。

室内に居ても熱中症になる可能性がありますので、水分補給や温度調整を忘れずに、お気をつけてお過ごしくださいませ。

私たちも職人さんと共にいいお家を造れるよう、日々頑張っておりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します(*^^*)