丸和通信

インテリアのお話 レイアウト編

- コラム

こんにちは。

石塚です。

今回はレイアウトについてお話させていただきます。

レイアウトを考える時

動線がとても重要になってきます。

動線とは人が部屋の中で動くラインの事です。

 

家族の生活スタイルを思い描き、

暮らしやすくなる動線をイメージしてみましょう。

 

動線を考える時には基準となるサイズがあります。

人が通る幅は

横歩き          30cm
1 人で通る      60cm
物を持って通る   90cm
2人で通る    120cm
(30の倍数ですね!)

 

この間隔を確保してレイアウトを考えていきましょう。

 

 

 

 

また、各所の適切な距離として、

テレビまでの距離は

画面の高さ×3倍
(4kテレビの場合は1.5倍)

とされています。

目安として50インチテレビでは、

男性がソファからテレビボードまでの間に

縦に寝そべる事が出来るくらいの距離です。

 

キッチンは特に動線計画が大切な場所です。

コンロ、シンク、冷蔵庫をつないだ三角形を

ワークトライアングルといいます。

この間隔があまり広くなり過ぎないように

配置するのがポイントです。

ここまで基本的なサイズ感について

お話してきました。

あとは見え方について。

 

部屋に入ったドアから対角線の場所は

フォーカルポイントといって

部屋の印象を決める場所になりやすいと

されております。

ここを綺麗に飾る事が

雰囲気作りには効果的です。

 

ここには実用的な収納などではなく、

例えばソファを置いて

脇にスタンドライトを置いてみたり、

観葉植物を飾ってみたりすると

落ち着いた雰囲気作りが出来ます。

 

和室の床の間も

フォーカルポイントとされております。

 

部屋の入口に近いところに

高さのある物を置き、

奥に行くほど低いものを置くと、

遠近法の効果で部屋が広く見えると

言われております。

 

 

また、高さの低い家具や収納は

天井までの距離が長くなるので

部屋が広くみえます。

 

 

基本のレイアウトの考え方についてお伝えしてまいりましたが、

大切なことは「暮らしありき」というところです。

小さいお子様がいらっしゃるお家は

見守りなど安全面に配慮が必要です。

ご家族の生活スタイルに沿って

快適なレイアウトをお考えになってみて下さいね。