丸和通信
インテリアのお話 レイアウト編
こんにちは。
石塚です。
今回はレイアウトについてお話させていただきます。
レイアウトを考える時
動線がとても重要になってきます。
動線とは人が部屋の中で動くラインの事です。
家族の生活スタイルを思い描き、
暮らしやすくなる動線をイメージしてみましょう。
動線を考える時には基準となるサイズがあります。
人が通る幅は
横歩き 30cm
1 人で通る 60cm
物を持って通る 90cm
2人で通る 120cm
(30の倍数ですね!)
この間隔を確保してレイアウトを考えていきましょう。
![](https://www.maruwakensetsu.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/OBB_0089-scaled.jpg)
また、各所の適切な距離として、
テレビまでの距離は
画面の高さ×3倍
(4kテレビの場合は1.5倍)
とされています。
目安として50インチテレビでは、
男性がソファからテレビボードまでの間に
縦に寝そべる事が出来るくらいの距離です。
キッチンは特に動線計画が大切な場所です。
コンロ、シンク、冷蔵庫をつないだ三角形を
ワークトライアングルといいます。
この間隔があまり広くなり過ぎないように
配置するのがポイントです。
![](https://www.maruwakensetsu.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/ワークトライアングル3.jpg)
ここまで基本的なサイズ感について
お話してきました。
あとは見え方について。
部屋に入ったドアから対角線の場所は
フォーカルポイントといって
部屋の印象を決める場所になりやすいと
されております。
ここを綺麗に飾る事が
雰囲気作りには効果的です。
ここには実用的な収納などではなく、
例えばソファを置いて
脇にスタンドライトを置いてみたり、
観葉植物を飾ってみたりすると
落ち着いた雰囲気作りが出来ます。
和室の床の間も
フォーカルポイントとされております。
部屋の入口に近いところに
高さのある物を置き、
奥に行くほど低いものを置くと、
遠近法の効果で部屋が広く見えると
言われております。
![](https://www.maruwakensetsu.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/OBB_0161-scaled.jpg)
![](https://www.maruwakensetsu.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/遠近4.jpg)
また、高さの低い家具や収納は
天井までの距離が長くなるので
部屋が広くみえます。
基本のレイアウトの考え方についてお伝えしてまいりましたが、
大切なことは「暮らしありき」というところです。
小さいお子様がいらっしゃるお家は
見守りなど安全面に配慮が必要です。
ご家族の生活スタイルに沿って
快適なレイアウトをお考えになってみて下さいね。